ボトルノーズ加工について
ボトルノーズ加工はペンの先端部(ボールペンであれば尻軸部、
万年筆であれば両端)をパーツを留めるのではなく、
素材を使用してそのままクローズさせる工法になります。
この工法はそのための特殊な工具と、技術が必要になります。
何が良いのかと申しますと、
・金属パーツの数が減るため、ペンの軽量化が実現される。
・両端が自由になるためペンそのもののデザイン性が向上する。
など挙げることができます。
実際どのように変わるのかご覧いただきますと、、、
ボトルノーズ加工無し リオグランデパリサンダー材使用 |
ボトルノーズ加工(キャップのみ)有り アクリル・ブラックオレンジストライプ柄使用 |
という感じでしょうか。
ボトルノーズ加工をしない場合のメリット
・キャップ部:クリップが付きます。
・尻軸部:当工房の使用する万年筆はどちらも尻軸にキャップを固定することができます。
ボトルノーズ加工をしない場合のデメリット
・金具のパーツが組み込まれるため若干重量が増します。
・デザイン的に決まった形になります。
ボトルノーズ加工した場合
・金具パーツがなくなる分先端のデザイン度が増します。
・金具がなくなる分軽量化されます。
最も先端部が平らになる仕上げ |
スタンダードなやや丸みのある仕上げ |
最も先端部に丸みのある仕上げ |
3点の工法の比較です。 |
という感じで万年筆のデザイン性を高めることができます。
オリジナル感ある万年筆を使用したい方、インパクトあるペンをプレゼントしたい方、是非当工房をご利用くださいませ。
因みに、【ボトルノーズ】という言葉は英語で【バンドウイルカ】のことです。
つるんとした形状がイルカっぽいことからそのように呼んでいます。